食べにくいスプーン作ってます
2018.09.12
 やっと朝夕が過ごしやすくなりました。スプーン作りにしても旋盤にしても、これからがシーズンですかね。
 ところで「いかにも木で作ってますよ」って言えるようなスプーン(そうそうアルプスの少女ハイジに出てくるみたいな、ボッテリした感じ)を作りたくなってクリの木で作ってます。
 皿部分は深め・外側は削りあとを残して・・どちらかと言えばスープ以外には使いたくないみたいな・・(笑)
 早い話が通常のスプーンとしてだと、使いにくいスプーンをわざわざ作ろうとしているんです。

     

 スプーンの皿部分って、スープなんかをすくうとき以外は、そんなに深さっていらないんですよね。でもスプーンですから、少々のくぼみはデザイン的には必要だと思っています。
 もし、必要以上に深くすると口に運んだ時・・食べにくくなるので、私は、深さが必要な場合であっても、口に入りやすくするために、先端のほうだけは薄く仕上げて、奥の部分を深く作っています。スプーンだからといって、好みにもよりますが、そんなに深さは意識することはないと思っています。カレースプーンなんかは、逆に薄いほうが食べ物が残らずに食べやすいんですよね。
 でも、いま作っているのは先端部分まで、あえて深めにして使いにくく・・で、スマートさや食べやすさを求めてきたこれまでのデザインのものとは正反対。スプーンは食べるための補助用具で食べやすいのが基本であって、料理が主役っていうことはわかってるつもりなのですが・・でも、素朴でかわいいって感じのものが出来たらと思っています。
 お揃いのスープ皿も作って、素朴なデザインの遊び感覚で興味のある人向けのハイジセットなんてのもいいかも知れない・・・などと想像しているんですが。
 下は、以前にサクラで作ったものなんですが、なかなかイメージどおりにはいかず、素朴な味を出せないんですよ。

     

 今、作っているのは横幅3.5センチ程度の小さめサイズのものです。お遊び的なスプーンなんですが、何本か作ってみたいと思います。

 
梨のスプーンが完成
2018.09.06
     

 梨の木を初めて使って製作してみました。結構に色合いは濃いめです。たぶんこれは、甘い・・おいしい「豊水」だと(笑)
 梨農園でダメになって伐採していたのを乾燥させて持っていたもので、予想通り、使える部分は少なかったのですが、作り手の私にとっては貴重なスプーンになりました。梨は薪にもいいんですよね。
 削っての感想は、粘りはあるほう・・きめ細やかで比較的削りやすかったです。
 今回は、取り分けスプーンにカレースプーン、ペアスプーン用の小さいほう、スープ用と欲張ったものとなりましたが、そんなに数がないんですよ。材料の確保がこの先、それほどできないと思うので、次はいつになるかわかりませんが、興味深い樹種です。
試作の依頼
2018.09.03
 パスタフォークとスープ用スプーンが一体となったフォーク兼用スプーンの試作をしてほしいとの依頼が長崎県の方からありました。それがですねぇ・・製作図面まであって、もちろん、はじめはお断りしようと思っていたのですが、何故かお引き受けしてしまうことになったんです。

     

 図面を見る限りだと、やはり、普通ならは、金属で作るべきものかなぁと・・。それだけ、精密なんですよ。私の場合は、目と手の感覚を頼りに手づくりしているので、図ったようなものは苦手・・その上に木製ですよ・・まるっきし正反対です。
 ・・と思いながらも、展示会が終わって、ひと段落ついたので、お盆までの間に試してみました。
 いつもだと、自分の考案した基本スタイルの中で自由に作ってますから、削り進めるのに別にどうってことはないはずなのですが・・・今回は慎重さも加わり正直言いましてかなり気づかれもました。まぁ何とか、それらしい試作できたものをお送りさせていただくことができました。
 その後、変更を加えての試作依頼・・・。乗りかかった船・・何かのご縁・・と思い、より使いやすいもの(どうかわかりませんが)として、他のことを後回しにしての作業で、二回目の試作品が完成。
 出来上がったのが次の写真(依頼された試作品は長崎に送りましたのでこれは万一のときの予備に作ってあった余分の試作品)です。

     

 上が変更前で下が変更後のものです。同じように見えますが、フォーク部の歯の長さ・幅の変更とスプーンの皿部分の厚みなどを修正しており、好みにもよりますが、唇に触れた感触は一回目のものとは別物だと思っています。ただ、どちらもフォーク部が先端にあるので、フランス方式のスープスプーンの使い方には不向きですよね。日本やイギリス方式なら何とか大丈夫・・(笑)
 素材は、どちらもヤマザクラです。

 私は、スプーンにしろフォークにしろ、もちろんお箸だって、それぞれの料理を味わうために相応しい道具であって、使い分けることも食事を楽しむひとつだと思っているほうで、基本的にフォークとスプーンは別物であるべきと思ってはいるのですが、試作してみると愛着ができるものですね(笑)
 使う人の状態や使い方などは、人それぞれ様々でしょうから、こうしたフォーク兼用スプーンもあっていいかも知れません。
取り分けスプーン
2018.08.31
     

 8月も今日で終わりです。毎日毎日、蒸し暑さは、ほとんど変わりませんね。・・で、今日8月31日は孫の3歳の誕生日なので朝からお赤飯でした。
 ところで、昨今のスプーン作りはといいますと、展示会用に作った取り分けスプーンの木取りしてあった残りを削っています。これはクリの木です。持った感じ、サクラよりは軽いんですが、仕上げた後の堅さ・耐久性は十分にあります。意外と使い便利がいいとの評価があって人気があるかな・・。
 スプーン幅が6センチ近くになりますと素材もある程度の幅のものが必要なのと、製作にもカレースプーンの倍程度かかるため、定番用の商品としては、なかなか製作していないのが残念・・・と自分で言ってます(笑)
 実物を見ていただいてお買い求めいただきたい1本なのですが、ご希望の方には、ご注文頂ければ、しばらくお待ちいただくことになりますがお届けさせていただきますよ。
在庫が不足ぎみ
2018.08.15
     

 このところ、ベビー用のセットのお問合せが多くて、製作を急がねばと思っています。ある程度の作り置きはしていないと、欲しい時に待っていただくことになるので、出来る限り在庫数を持っていたいんですよね。
 特に、お名前を入れる場合は、印字をしてから木固め処理をして最終の仕上げをしています。そうなりますと、どうしても、それだけで数日はお待ちいただくことになるので、少しでも早くお渡しするための作り置きは必要なんです。
 ベビー用は、ギフトにされる方が多いですね。それで、送って喜ばれたと言う声を聴くたびに嬉しくなるんです。
 サクラの素材が多い中で、ベビー用は、ツバキで作った白っぽい色のも喜ばれているので、2年物の乾燥したツバキが数本残っているので、多めに作っておきたいと思っています。

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